破損箇所の損傷形態、使用条件を考慮して、破損の原因となる損傷機構を調べます。対象は、金属材料の9つの損傷機構中分類(疲労、クリープ、自然腐食、乾食、湿食、応力腐食割れ、摩耗、エロージョン、材質劣化)です。
下記の損傷形態及び応力、温度、構造、環境の条件を選択していただき、「実行」ボタンをクリックしてください。各項目の選択にあたっては、下の4点に留意してください。

  1. 破損箇所の状況をよく観察して、き裂や減肉の有無等を確認してください。
  2. 対象となる構造物、設備、機器全体あるいは部位(部品)毎に、それが使用されている条件を思い浮かべて、条件ごとの選択肢を選んでください。分からない時は、不明としてください。その場合、安全側の選択として、できるだけ多くの機構が選択されるものを適用します。
  3. 動的機器では、ほとんどの部位で繰返し応力が発生します。また、振動を伴う動機器に接続している配管、容器などでも繰返し応力が発生します。温度の変動によって、熱応力の繰返しが発生します。
  4. 環境条件の化学物質は、水、蒸気を含む気体、液体および固気・気液混合体を意味します。
き裂がある 減肉している 不明(よく分からない)
繰り返し応力あり 静的応力あり 不明(よく分からない)
100℃以下 100℃超、300℃以下 300℃超
固体接触なし 固体接触あり、摺動あり 固体接触あり、摺動なし
大気 水・流動あり 水・流動なし 化学物質・流動あり 化学物質・流動なし