損傷機構「ハロゲン化腐食、高温ハロゲン腐食」が選定されました。
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- ハロゲン化腐食、高温ハロゲン腐食
HClやCl2に曝される鋼材では腐食生成物となる金属塩化物の蒸気圧が高いため、使用温度によっては腐食スケールが蒸発してしまい、保護皮膜として安定に存在できず、鋼材が腐食損傷を受けることがある。ガスの腐食性はHClよりCl2のほうが高く大きい。Clを含むガス中に酸素が共存する場合、ステンレス鋼のようにCr2O3皮膜が鋼表面に均一生成するような材料は、ガスがCr2O3皮膜と反応して蒸気圧の高いCrO2Cl2を生成するため、腐食が加速される。
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