損傷機構「外面SCC」が選定されました。
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- 外面SCC
常温大気中というマイルドな環境でも、ステンレス鋼の外面から応力腐食割れが発生することがある。粒界型の割れであり、大気中の海塩粒子が、金属表面に付着堆積し、塩分濃度が濃縮し、かつ湿潤環境にさらされると割れる。ステンレス鋼が鋭敏化し、粒界腐食感受性を示す場合に割れる事象であり、ステンレス鋼が鋭敏化してなければ割れる可能性は極めて少ない。鋭敏化型ESCC、粒界型ESCCとも呼ぶこともある。しかし、ステンレス鋼のESCC(保温材下での外面応力腐食割れ)とメカニズムや発生温度域が異なるので、ESCCとは区別してASCC(湿潤大気応力腐食割れ)と呼ぶのが一般的である。
- MatGuide損傷事例