損傷機構「水素脆化、水素化物脆化(チタン)」が選定されました。
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- 水素脆化、水素化物脆化(チタン)
チタンは、水素を溶解度以上に吸収すると、水素化物を形成し脆化する。室温付近では、水素の固溶量が小さく水素化物を生成しやすいが、水素の拡散速度は遅く、また金属表面に生成した水素化物層が水素の内方への拡散の障壁となる。したがって、室温では、激しい水素侵入は抑制される。しかし、温度が上がると、水素の固溶量が増え、また拡散速度も大きくなるので、水素の侵入は顕著となる。80℃以上が水素侵入の目安の温度で、実際の水素吸収事例はいずれも80℃以上の温度で発生している。
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