損傷機構「照射誘起SCC、IASCC」が選定されました。
下記のリンクをクリックすると、損傷機構解説を参照できます。
- 照射誘起SCC、IASCC
照射誘起応力腐食割れは、高温・高圧水中でステンレス鋼に観察される粒界型応力腐食割れである。特徴的なことは、粒界に沿った割れ経路が中性子照射により形成されることであり、IASCCの生ずる照射量のしきい値は5×1024~1025n/m程度とされている。中性子照射により粒界近傍では、Cr、Moが欠乏する一方、Ni、Siの濃縮が起こり、割れ経路が形成されると考えられている。