損傷機構「硝酸塩SCC」が選定されました。
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硝酸塩SCC
硝酸塩環境における炭素鋼、低合金鋼の粒界型応力腐食割れである。NO3-の濃度が高いほど割れやすく、温度も高いほうが割れやすいが室温でも割れる。炭素鋼、低合金鋼は硝酸塩水溶液環境では通常不動態であるが、結晶粒界は偏析したC原子などに起因して活性が高いため、無負荷状態では粒界感受性を示し、応力が負荷されると粒界応力腐食割れ感受性を示す。
MatGuide損傷事例
炭素鋼製焼鈍炉体の硝酸塩応力腐食割れ損傷