損傷機構「孔食」が選定されました。
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- 孔食
金属表面の保護皮膜の局部的破壊によって生じる孔状の腐食である。ステンレス、アルミにウムの孔食の原因となる物質は、水溶液中の塩化物イオン等のハロゲン物質であるが、銅管の孔食は炭酸成分等の水質因子による。孔食の孔の底部では溶解反応が、孔食を取り囲む周囲の皮膜表面では溶存酸素の還元反応が生じるので、孔の内部ではCl-イオン等の陰イオンの濃縮と、金属イオンの加水分解で生じるH+イオンが生成(pHの低下)する。そのため、孔食の進行が継続する。腐食性生物(錆こぶ)の下に孔食が生じている場合が多いので注意が必要。孔食は、孔の貫通による漏洩、応力腐食割れと腐食疲労亀裂発生の起点となる場合がある。
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