損傷機構「キャビテーションエロージョン、キャビテーション」が選定されました。
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- キャビテーションエロージョン、キャビテーション
流速に差がある場合に高速部で発生するキャビティが低速部で崩壊することによって生じる壊食である。プロペラ、水車、などの高速流体を取り扱う機器において、静圧が低下して溶液の蒸気圧程度になると気泡が発生し、静圧の高い場所で気泡が崩壊すると衝撃圧により材料表面が局所的に損傷する現象である。キャビテーションエロージョン、キャビテーション壊食、キャビテーション侵食という。損傷の初期には表面に塑性変形による多数の浅いくぼみに気泡が形成されるが、損傷の進行とともに材料表面から小片が脱離する。さらに損傷が進展すると表面の凹凸が大きくなり、深いくぼみに気泡が捕捉されて損傷速度は低下する。
- MatGuide損傷事例